シェードツリー

コーヒーの樹を直射日光から守るため、コーヒーの樹間に植える木で、
一般にはバナナやマンゴーが使われます。
かつては、コーヒーが霜や病中害でダメージを受けた際のリスクヘッジとしても利用されました。

霜害

降霜によって起こるコーヒーの被害です。
1975~1976年、ブラジル・パラナ州における50年ぶりの大降霜では9億1500万本のコーヒー樹が全滅しました。

ジャパン バリスタ チャンピオンシップ(JBC)

コーヒーの競技会として2002年より日本スペシャルティコーヒー協会主催にて開催されてきました。
競技は「エスプレッソ」を通じた評価が基本となり、決められた制限時間の中で3種類のドリンクを提供します。
まず「エスプレッソ」、そして「カプチーノ」、最後に「シグネチャービバレッジ」と呼ばれる創作ドリンクを提供し、
味覚評価だけでなく、その過程を含めて提供するまでの全ての作業内容の適切性、正確性、一貫性などを評価します。
競技会のルールはバリスタチャンピオンシップの世界大会である「World Barista Championship(WBC)」に則り決められており、JBCの優勝者は、WBCへ日本代表として参加しております。

シングルエステート

摘んだチェリーの水洗加工場を意味し、一般的にはウェットミルを意味します。
比較的小規模の場合は、ステーションと呼ばれ、ケニアなどではファクトリーと呼ばれます。

スウィートネス

スウィートネスは、フレーバーの豊かな感覚と、はっきりとした甘みを指し、
その知覚は特定の炭水化物の存在の起因します。
カッピングにおけるスウィートネスの反対語は「すっぱい」「収斂性」「青っぽい」といったフレーバーです。

スクリーン

生豆を大きさによって分類する際に使う、穴の開いたふるいのことです。
穴の大きさの単位は64分の1インチで、スクリーン18なら豆の短径が64分の18以上の豆が残り、
スクリーン17以下の豆がふるい落とされることになります。
スクリーンナンバーは大きいほど大粒になります。

スチームノズル

カフェラテやカプチーノ用のミルクフォームを作るための道具です。
先端ノズルから高圧蒸気がでて、ミルクを一気に温め、泡立てます。

スペシャルティコーヒー

日本スペシャルティコーヒー協会の定めるところによると、
『消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、
消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。』とあります。
では、風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは?
『際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。
カップの中のコーヒーの風味が素晴らしい美味しさであるためには、
コーヒーの種子からカップに至るまでの総ての段階に於いて、
一貫した体制・工程で品質向上策、品質管理が徹底している事が必須である。』といわれています。

精製

チェリーをパーチメントにするまでのウェットミルの工程とパーチメントを選別し、
脱穀するまでのドライミルの工程すべてをいいます。
ナチュラルの場合は、チェリーの乾燥から脱穀までをいいます。

ターキッシュコーヒー

トルココーヒーと同義。